リンナイ、国内生産拠点の再編に着手

荷主リンナイは25日、生産体制を強化するため、国内製造事業所の再編に着手すると発表した。

この再編は、今後需要増加が見込める高効率ガス給湯器「エコジョーズ」やハイブリッド給湯・暖房システム「ECOONE」、給湯暖房システム端末商品、ビルトインコンロなどの高機能商品の生産拠点を段階的に再編し、生産能力の拡大と生産効率の向上を目指すもの。

具体的には、昨年取得した瀬戸暁工場（愛知県瀬戸市）の名称を「暁工場」とし、旭工場（愛知県尾張旭市）から浴室暖房乾燥機の生産を移管した上で5月から生産を開始する。

今後は需要増加が見込める高効率ガス給湯器エコジョーズの要素部品やハイブリッド給湯・暖房システムECOONEの生産能力拡大に向け、段階的に体制を構築していく。

このほか、愛知工場（名古屋市中川区）で行っている厨房機器の生産を、大口工場（愛知県丹羽郡大口町）へと段階的に移管し、8月に愛知工場の製品生産を終了する。

5月に愛知工場内の空いたスペースに、補要部品の保管・出荷機能を担う部品センター（名古屋市中川区広川町）を移転し、7月1日付で愛知工場を「リンナイパーツセンター」へと名称変更する。

■暁工場の概要
所在地：愛知県瀬戸市暁町（暁工業団地内）
敷地面積：1万83坪（3万3333平方メートル）
工場棟（3階建）の延床面積：2553坪（8440平方メートル）

■愛知工場の概要
所在地：名古屋市中川区澄池町
敷地面積：1238坪（4095平方メートル）
工場棟（6階建）の延床面積：2540坪（8399平方メートル）

■部品センターの概要
所在地：名古屋市中川区広川町
敷地面積：1509坪（4989平方メートル）
延床面積：625坪（2066平方メートル）