荷主ジャパン マリンユナイテッド(横浜市西区)は7日、熊本県長洲町の有明事業所で建造していた3055TEU型コンテナ船「INTERASIA TRANSFORM(インターエイシア・トランスフォーム)」が完成し、インターエイシアラインズ・シンガポールに引き渡したと発表した。
同船は、ホールド内最大12列×6段、デッキ上最大14列×7段の積載能力をもつ総積載量3055TEUのフィーダーコンテナ船で全長203.5メートル、幅34.8メートル、深さ16.6メートル。載貨重量は3万7160トンで総トン数3万676、定員は25人。ディーゼル機関1基で、航海速力は21.5ノット。高い積載能力を確保する一方で、定時運航を可能とする高い航海性能を、同社の技術を駆使して高いレベルで両立した。
同社独自の省エネデバイスLV-Fin、ALV-Finを最適化したほか、MAN-B&W最新デザインの電子制御エンジンMark10.5を搭載し、冷却海水ポンプのインバーター制御を採用するなどして、従来のコンテナ船に比べ、燃費性能を向上させた。
また、統合型航海システム(INS)や全天候型ブリッジの採用で航海中や離着桟時の操船の利便性や安全性を高め、CCTVカメラシステムの装備で、航海支援や機関室内監視などによる安全性向上を図っている。
インターエイシアラインズでは、アジア発着やアジア域内での海上輸送量の増加に対応するため、中長距離の定期航路への投入を予定している。船は今月3日、同社に引き渡された。
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