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愛媛県の外航船舶保有状況調査、国内建造低下

2025年4月3日 (木)

調査・データいよぎん地域経済研究センター(愛媛県松山市)は3月27日、愛媛県の船主による外航船舶の保有状況に関する調査結果を発表した。2024年12月時点での保有隻数は1385隻にのぼり、東京に次いで全国2位の規模を維持したが、国内建造の割合は低下傾向にあると指摘した。

調査はS&P Globalのデータに基づき実施されたもので、全国の外航船保有隻数は3977隻となった。東京の保有は1772隻で全体の44.6%、愛媛は1385隻で34.8%、広島は310隻、大阪は131隻だった。愛媛の保有隻数は20年から186隻増の15.5%増となり、シェアも2.1ポイント上昇した。増加の背景には、円安や海運市況の好調により資金力を強めた船主の投資拡大や、新規参入の動きがあるという。

物流面では、ばら積み船が734隻と最多で、次いでコンテナ船225隻、ケミカルタンカー/プロダクトタンカー127隻と続いた。一方、船の建造国に関しては、国内建造が1020隻(73.6%)であるものの、24年の完成船ではその比率が68.2%に下がっており、海外建造の割合が増加している。将来的には世界的な経済発展と人口増加により、海上輸送量の増加とともに保有隻数もさらに伸びると予測している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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