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米アマゾン、AI・ロボット導入の次世代FC開設

2024年10月10日 (木)

拠点・施設アマゾン(米国・シアトル)は9日、ルイジアナ州シュリーブポートに最先端のフルフィルメントセンターを開設したことを発表した。新施設は高度なAI技術と既存施設の10倍の台数のロボットを導入し、従業員と協力して効率的なオペレーションを実現している。セコイアやスパロウなどのロボットシステムは、3000万点以上の商品を管理し、処理時間を25%短縮する一方で、安全性の向上も図られている。施設は5階建てで、フットボール競技場55個分の広さを誇り、2500人の雇用を創出する予定。

同施設では、AIを活用したロボットシステムが人間工学に基づいたワークステーションで働く従業員をサポートし、業務の効率化を実現。セコイアは在庫管理の中心にあり、商品を迅速かつ正確に処理する能力を持つ。また、プロテウスやスパロウなどの自律型移動ロボットは、商品の移動や積み込みを安全かつ効率的に行い、従業員の負担を軽減する。これにより、業務の安全性が30%向上し、持続可能な運営が実現される見通しだ。

加えて、これらのロボットシステムは、プラスチックの包装材をリサイクル可能な紙材料に置き換えるなど、環境負荷の軽減にも貢献している。アマゾンはこうした技術革新を既存の施設にも導入し、全体的な効率向上を目指すとしている。

同社では次世代の施設では、配送のピークシーズンにかかるコストを25%削減することを目指しているとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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