M&A旭光電機(神戸市兵庫区)とボクシーズ(東京都千代田区)は、設備の消費電力および二酸化炭素(CO2)排出量を簡単に分析できるクラウドシステム「wattXplorer Cloud」の開発および販売における業務提携を締結したと発表した。この提携により、両社は持続可能な社会の実現に向け、エネルギー使用の効率化を支援。
旭光電機が開発した「wattXplorer」は、設備に簡単に取り付けられるセンサーで、工作機械や射出成型機の消費電力を1秒単位で計測することが可能だ。このデータを基に、納品先や製造品ごとのCO2排出量を算出するプログラムも組み込まれている。計測のために設備の停止や工事は必要ない。
今回の提携により両社は、wattXplorerのデータをクラウド上で管理する「wattXplorer Cloud」を提供する。これにより、企業は設備ごとのエネルギー消費とCO2排出量を容易に把握し、スコープ3に対応した環境負荷の低減に向けた取り組みを強化できる。このクラウドシステムは多言語対応しており、海外市場への展開も視野に入れている。
旭光電機は、自動ドア用コントローラーの開発で国内初となり、東海道山陽新幹線の自動ドアセンサーで100%のシェアを持つ老舗メーカーである。一方、ボクシーズは、テクノロジーを活用した社会課題の解決を目指す中小企業で、2025年日本国際博覧会への協賛企業でもある。
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