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東芝、モジュール型データセンターのデモ施設を竣工

2010年11月16日 (火)

拠点・施設モジュール型データセンター・デモ施設東芝は16日、府中事業所(東京都府中市)に環境に配慮したモジュール型データセンターのデモ施設を竣工し、実証実験施設として活用するとともに、受注活動を開始すると発表した。

 

同社が提供するモジュール型データセンターは、これまでの日本で主流の施設型データセンターと比べるとビル建設が不要のため、より短期間で構築でき、低コストで設置できる。今回のデモ施設は約3か月で建設した。また、モジュールの躯体の柱に重量鉄骨を用いることで、モジュールを重積することが可能となり、土地を拡張することなく、データ処理量に応じて容易に拡張できる。

 

さらに、空調は外気空調方式を採用。夏の高温期を除き、外気を活用した冷却を行うため、従来の空調方式と比べて、年間消費電力で約35%、年間CO2排出量で約2500トンの削減ができる見込み。

 

今後、業界最高レベルの装置最高効率97%を実現したUPSの電源設備の導入など、環境に配慮したデータセンターの商品競争力強化を図る。