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東海クラリオン、北九州で自動運転車の実証運行

2024年10月22日 (火)

調査・データ後のせ自動運転システム「YADOCAR-i(ヤドカリ)ドライブ」を開発する東海クラリオン(名古屋市中区)は21日、北九州産業学術推進機構などと連携して、今月26日から北九州市八幡東区の東田地区でYADOCAR-iドライブの実証運行を行うと発表した。大型商業施設や文化・歴史施設などが集積する地区で運行し、課題やニーズを検証する。

YADOCAR-iドライブは、既存の車両に後から搭載できる自動運転システムで、2人乗りから8人乗りまで、さまざまな車両を自動運転車に変えられる。実証運行では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の技術協力を受け、高精度衛星測位技術を活用した位置情報を組み合わせた自動走行を行う。これまで各地で実証運行を行っているが、九州では初の取り組みとなる。

東田地区は以前、テーマパークの「スペースワールド」があったエリアで、スペースワールド跡地や周辺には大型商業施設や市立いのちのたび博物館、北九州市科学館「スペースLABO」、タカミヤ環境ミュージアムといった文化施設などが集まっている。

実証運行は10月26日から11月3日まで(28日は施設休館のため運休)行われ、4人乗り電動ランドカーが、いのちのたび博物館とタカミヤ環境ミュージアム、スペースラボANNEX(別館)の間を往復。来訪者が多く集まるエリアで運行する際の課題やニーズを確認する。

車両はレベル2(運転手有)の自動運転で、時速10キロ以下で走行。乗客は1台につき、3人までで無料で乗車できる。

自動運転車は今後の移動手段として注目を集めているが、非常に高額で採算面で課題がある。このため同社は、時速20キロ未満で公道を走ることができる電動車にYADOCAR-iドライブを搭載すれば、コストを抑えながら誰でも手軽に使える移動サービスとなりうると提唱している。

現在、各地で実証運行を進めており、自治体などへの数年後の導入を目指している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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