
▲自動運転カート(出所:東海クラリオン)
調査・データ東海クラリオン(名古屋市中区)は20日、同社が開発した後付け型自動運転システム「YADOCAR-i(ヤドカリ)ドライブ」を搭載した4人乗り電動カートが、沖縄県多良間村で運行を開始したと発表した。6日には村役場前で出発式が行われ、無人走行によるデモンストレーションが披露された。
システムは高精度GNSS(衛星測位システム)やLiDAR(ライダー)などを組み合わせたシンプル構成で、離島特有の狭路に対応する専用設計を採用。初期段階はドライバー監視下でのレベル2運行だが、将来的に無人運転(レベル4)を目指す。運行は2026年2月6日までの予定で、村民は無料で利用できる。
事業は沖縄県の「自動運転交通サービス社会実装推進プロジェクト」の一環で、離島での持続可能な公共交通モデルの確立を狙う。出発式後には住民と事業者による意見交換会や試乗会、小学生向けの体験会も実施され、地域の声を取り入れながら改善を進める。実証結果を踏まえ、EVバスとの連携や他地域への展開も視野に入れる。
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