ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ジャパンディスプレイ、茂原工場の新ラインが稼働

2013年6月4日 (火)

荷主ジャパンディスプレイは3日、茂原工場(千葉県茂原市)に新設したLTPS液晶ラインで量産を開始したと発表した。

新ラインは、第6世代(1500ミリ×1850ミリ)のガラス基板を使用する、LTPS(低温ポリシリコン)対応の世界最大クラスの生産ラインで、最新設備を導入することにより、ハイエンドのスマートフォンやタブレットに向けた高性能、高品質なディスプレイを生産する。

新ラインは、LTPSとして世界最大クラスの基板サイズのマザーガラスを使用し、月産2万4000シート体制で立ち上げを行う。その後は需要動向を見極めて増強を進め、最終的に月産5万シート体制を目指して整備を図る。設備投資額は総額で2000億円とする計画。

新ラインは、2012年4月に他社から購入したテレビ用液晶ラインを中小型ディスプレイ用に転換したもので、建屋面積は20万1000平方メートル。需要の拡大が続く中、ライン取得から1年での量産投入開始という異例の早さでの立ち上げを実現した。