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トレーディア、消費低迷で輸入不調も輸出収益回復

2024年11月13日 (水)

財務・人事トレーディア(神戸市中央区)が2025年3月期 第2四半期(中間期)決算は累計で、営業収入が前年同期比7.2%増の81億8100万円、営業利益が同26.4%増の1億800万円、純利益が33.4%減の1億4700万円だった。

輸出部門は、雑貨の取扱いが減少したものの、食料品と機械機器製品が堅調に推移し、取扱量は前年同期比で3.5%増。また、自社倉庫での取扱量や取扱件数が前年同期比で増加したため、収益性が改善し、輸出部門の営業収入は前年同期比10.3%増の13億8000万円余、セグメント損失600万円余となった。

輸入部門は、食料品、機械製品、雑貨の取扱いが増加し、取扱量は前年同期比2.9%増。一方で、取扱件数は前年同期比で微減となり、自社倉庫での取扱量も伸び悩み、外注比率も増加したことから、収益性の改善には至らず、輸入部門の営業収入は前年同期比0.3%増の25億3000万円余、セグメント損失2100万円余となった。

国際部門は、輸出においては、設備関連、三国間案件が好調に推移し、取扱量が前年同期比19.4%増。運賃水準も回復基調となったため、営業収入も前年同期比43.2%増となった。一方、輸入においては、日本国内の消費低迷の影響で、取扱量、営業収入ともに前年同期比で微増にとどまり、業者間の競争で運賃水準も下落したことにより、収益性が低下。結果、国際部門全体の営業収入は、前年同期比11.2%増の41億9100万円余、セグメント利益は同17.8%減の1億600万円余となった。

倉庫部門は、営業収入は横ばい。セグメント利益は前年同期比4.9%増の2500万円余だった。その他、船内荷役等の営業収入は前年同期比12.5%減の5400万円余となり、セグメント利益は同19.8%減の400万円余の計上だった。

通期業績予想は直近と変わらず、営業収入が前年同期比3.3%増の155億円、営業利益が同40.1%増の2億8000万円、純利益が14.3%減の2億8000万円と据え置いた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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