
新物流施設の完成予想図
メディカルNTTロジスコ(東京都千代田区)は10日、京急開発(東京都大田区)との共同事業として、東京都大田区に新たな物流拠点「平和島物流センタ」(仮称)の建設に着手したと発表した。
医療機器物流、IT機器物流などの顧客ニーズに対応するため、新倉庫建設用地を探していたNTTロジスコと、再開発事業を検討していた京急開発が、共同事業として建設するもの。
建設予定地は、京急線平和島駅・大森海岸駅、東京モノレール流通センタ-駅の3駅から徒歩圏内に位置し、首都高速1号羽田線平和島ICに隣接。都心、羽田空港や東京湾大井ふ頭など陸・海・空へのアクセスに優れる。
新拠点は6層の倉庫と、最上階に事務所を配置した構造になっており、NTTロジスコによる3PL事業拠点として運用する。
基準階フロア面積は3600坪(1万1800平方メートル)で、分割して顧客ニーズに沿った区分割りが可能。有効天井高を5.5メートル(1-4階)、4メートル(5・6階)の2種類に設定し、高効率な保管が可能なエリアと流通加工に適したエリアを備えた設計とした。
空調設備を全フロアで完備し、外壁も金属サンドイッチパネルを採用して空調効率を高め、監視カメラ・入室セキュリティ機器を標準装備するなどセキュリティ対策も充実させた。
■平和島物流センタ(仮称)の概要
所在地:東京都大田区平和島1-1-2
構造規模:鉄骨造地上8階建て(倉庫6階+事務所1階+設備1階)
敷地面積:5400坪(1万8000平方メートル)
延床面積:2万5000坪(8万4000平方メートル)再掲_倉庫面積18000坪
着工:2013年6月
竣工:2014年11月