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豊田通商、穀物メジャーと包括提携

2010年11月21日 (日)

M&A豊田通商は19日、大手穀物会社のニデラ社と、コーン・大豆などの穀物・油糧種子に関連する広範な事業領域で包括提携を締結したと発表した。

 

豊田通商は、急拡大するアジアの顧客需要を安定的に満たすためには、今後生産量が伸び、輸出拠点として重要性が増す南米産の食料資源確保が必要で、南米でのサプライチェーンをより伸張することが戦略的に重要だと判断した。

 

ニデラ社は1929年にアルゼンチンで設立され、70年にはブラジルでも事業活動を開始。年間740万トンの穀物を取扱う世界的な穀物メジャーで、種子開発・農業資材調達・搾油事業なども手掛け、「より農家に近い穀物メジャー」と位置づけられている。

 

両社は今後、アルゼンチン、ブラジル産の穀物・油糧種子で販促協力し、11年度に100万トンの取扱いを目標とするほか、南米、アジアで、穀物・油糧種子の積出施設や保管施設への出資・買収を行う。また、人事交流や定期的な戦略会議を実施する。