環境・CSR日本航空(JAL)と日本グリーン電力開発(東京都千代田区)は22日、規格外ココナッツを原料とした持続可能な航空燃料(SAF)の商用化を目指す覚書を20日に締結したと発表した。
ココナッツは世界で年間7000万から1億トンが生産されるが、そのうち30%が未成熟や発芽などにより食用に適さない規格外品とされている。日本グリーン電力開発は2018年からインドネシアで規格外ココナッツを調達し、SAFの製造に取り組んでいる。

(クリックで拡大、出所:日本航空)
ことし3月には規格外ココナッツがSAFの新規原料として登録され、国際民間航空機関(ICAO)のCORSIA認証取得も進めている。規格外ココナッツから製造されたSAFは30年頃の実用化を目指しており、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成事業にも採択されている。
JALは30年までに全燃料搭載量の10%をSAFに置き換えることを目標としており、国内外の関係者と連携してSAFの商用化に取り組んでいる。
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