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S・LOGI松原に着工、清水建設が関西初進出

2024年11月26日 (火)

▲S・LOGI松の完成予想パース(出所:清水建設)

拠点・施設清水建設(東京都中央区)は26日、同社の自社開発賃貸物流施設「S・LOGI(エスロジ)」シリーズで関西初となる「S・LOGI松原」を大阪府松原市に建設すると発表した。今月すでに着工しており、2026年5月の完成を予定している。

建設されるのは、同シリーズ9番目となるマルチテナント型物流施設で、地上4階、延床面積11万6509平方メートル。1フロアを3分割できるため、最大12テナントが入居できる。

機能面では、大型車両で直接各フロアへアクセスできるダブルランプウェイを採用した。幅広いテナントニーズに対応するため、4500キロワットの特別高圧電力を引き込む。防災面では、200年に1度の水害にも耐えられる高床式のトラックバースを採用し、災害時の停電への備えとして72時間対応の非常用発電設備も導入する。福利厚生面では、無人コンビニやカフェテリアスペースなど共用部のアメニティ設備を充実させ、就業者に働きやすい環境を整備する。

また、環境への配慮として、使用電力の全量を再生可能エネルギー由来のグリーン電力で賄う計画となっている。建物屋上に太陽光パネルを設置して電力をまかなうほか、電力小売事業を手掛ける同社子会社「スマートエコエナジー」が供給する太陽光、バイオマスなどの自然エネルギー由来のグリーン電力を施設内で利用する。

建設地は、大阪市中心部から10キロ圏内の松原市三宅西土地区画整理事業地内の一画。阪神高速大和川線・三宅西インターチェンジ(IC)に近接し、同松原線・三宅ICからも1キロと大阪市中心部や大阪港湾部、関西圏広域へのアクセス性に優れている。

同社は2007年から「S・LOGI」賃貸事業を展開しており、これまでに首都圏や福岡での開発を行ってきた。今後も開発から設計、施工、運営管理まで対応できる総合建設会社としての強みを生かし、首都圏や中部圏、関西圏、福岡圏などでの物流施設開発を進めていく。

「S・LOGI松原」概要
所在地:大阪府松原市三宅西7
延床面積:11万6509平方メートル
賃貸面積:9万5514平方メートル
構造:4階建て、鉄骨造
完成:2026年5月
アクセス:阪神高速大和川線・三宅西ICすぐ、同松原線・三宅ICから1キロ、近鉄南大阪線・河内天美駅から2キロ

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LOGISTICS TODAY編集部
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