サービス・商品セイノーロジックス(横浜市西区)は26日、2024年に展開した新たな海上輸送サービスをまとめた。同社は前年に続き、小口貨物を適切な運賃で利用できる海上混載輸送サービスを強化したとしている。
1月には、欧州向け代替ルート「カナダ経由シー&エアサービス」を導入。関東・関西から週1便でバンクーバー港まで海上輸送し、航空便に切り替えて欧州主要空港まで22日で配送を行うもので、パナマ運河の喫水制限やスエズ運河の治安悪化を背景に、バンクーバー経由の海上・航空混載サービスを開始した。
2月からは、関西発の危険品混載サービスで神戸での内貨受けを開始。また、7月には関東受けのアメリカ・マイアミ向けダイレクト混載サービスを開始し、従来の名古屋港発を横浜港発の船舶に変更するなど、危険品輸送でも柔軟なサービス提供を実現している。
4月からは、群馬県太田市の内陸CFS(小口混載貨物ステーション)で貨物受け入れを開始。トラック輸送の集約を通じて環境負荷の軽減にも寄与する。9月には、中国地方の境港と水島港からの混載サービスを追加。地方港の利用で内陸輸送距離を短縮し、物流効率の向上とCO2削減を実現した。
急成長中のインドでの取り組みとして、インド・ニューデリー向けのダイレクト混載サービスを展開したのが8月。トランジットタイムを大幅に短縮し、業界最速のサービスを提供している。インドネシア・ジャカルタに日本人駐在員を配置し、現地でのサポート体制を強化した。
10月には、関東発のオーストラリア・メルボルン向けダイレクト混載サービスを開始。また、インド・チェンナイに日本人駐在員を派遣し、現地での細やかなサポートを強化した。
11月には、アメリカ・ロサンゼルス向けの冷蔵混載サービス「ひんやり混載サービス」を開始。小口貨物でもコスト効率よく輸送できる選択肢を提案した。さらに、ベトナム現地法人を設立し、データ処理業務の効率化を図った。
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