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レポートオーシャン、国内ラストマイル市場は113億ドルに成長予想

2024年12月27日 (金)

調査・データレポートオーシャン(東京都中央区)は27日、日本のラストマイル配送市場が2032年までに113億9550万ドルに達するとの調査結果を発表した。同市場は23年時点で58億8927万ドルの規模であり、年平均成長率(CAGR)は7.61%と予測されており、EC(電子商取引)の普及や物流ソリューションの進化が、成長を後押しするとしている。

ラストマイル配送は、物流チェーンの最終段階であり、倉庫や配送センターから消費者宅へ商品を届けるプロセスを指し、迅速かつ正確な配達が顧客満足度を左右する。同調査によれば、Eコマース市場の拡大や消費者行動の変化が市場成長の主要因とされ、当日や翌日配送への需要が物流プロバイダーの効率化への圧力を高めている。さらに、日本の高齢化に伴い、高齢層のオンラインショッピング利用の増加も市場の拡大に寄与しているという。

一方で、都市部では配送効率に関する課題も顕在化している。例えば、東京や大阪のような人口密集地では、駐車スペース不足や交通渋滞が配送遅延や運営コストの上昇を招いている。また、マイクロフルフィルメントセンターを設置するためのスペース不足もコスト増加の一因とされ、課題解決のため、AI(人工知能)やデータ分析を活用したルート最適化や、非接触型デリバリーの導入が進んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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