ロジスティクス調査会社のReport Ocean(レポートオーシャン、東京都中央区)は10日、日本のラストマイル配送市場は、今後2032年まで年平均7.61%の急速な成長を続け、113億9550万ドル(1兆7991億円)の規模になるとの予測を公表した。
同社によると、日本のラストマイル配送市場は2023年に58億8927万ドルとなった。日本では、自律走行する配送車両やドローン、AIを活用したロジスティクスなどの技術の進歩などによって、倉庫や配送センター、小売店から顧客の玄関先や指定された配送場所までの「ラストワンマイル」の配送業務に革命が起き、作業効率が向上するとともに、コストが削減されている。
一方、日本の消費者は、迅速で信頼性が高く、フレキシブルな配送サービスを期待しており、特に電子商取引(EC)の利用者は当日配達や時間指定配達への期待が高い。こうしたニーズが、ラストワンマイルの宅配事業者に継続的なサービスの進化と強化を促し、市場の成長を促している。
同社は、今後も予測ロジスティクスのためのAIと機械学習の統合や、ドローン配送ネットワークの拡大、顧客中心のサービスの重視が、市場を拡大させていくと分析。「革新と適応を行う企業が成功を収めるだろう」としている。
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