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三菱化学、韓国にイオン交換樹脂の製造拠点

2013年7月24日 (水)

メディカル三菱化学は24日、韓国の三養社(ソウル市)と共同でイオン交換樹脂の製造合弁事業会社を韓国で設立することにつき合意した、と発表した。今後、詳細条件の検討を進める。

イオン交換樹脂は、溶液中のさまざまな物質(イオン)を分離・精製することができる樹脂で、化学品の製造プラントや発電所でのボイラー用水の水処理や、超純水の製造、食品・医薬品の精製に用いられている。

三菱化学と三養社は、合弁事業会社で製造した均一粒径イオン交換樹脂を各国の市場向けにそれぞれ販売していく計画。

合弁事業会社の製造設備は、2015年5月の稼動開始を目指し、韓国の群山自由貿易区に建設する。均一粒径イオン交換樹脂の製造能力は、年間2万立方メートル。

合弁事業会社の設立により、三菱化学のイオン交換樹脂事業は福岡県の黒崎事業所(年1万3000立方メートル)、イタリアのレジンディオン社(年100立方メートル)、台湾の太洋化成(年3500立方メートル)とあわせ、世界4拠点のグローバル製造体制が整う。