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インド・ラジャスタン州電力会社向け

三菱重工、超臨界圧ボイラーの中核機器を受注

2013年7月30日 (火)

荷主三菱重工業は30日、インドのラジャスタン州電力会社(RRVUNL)が建設する高効率石炭火力発電所向け出力66万キロワットの超臨界圧ボイラー、蒸気タービン各2基の中核機器を受注した、と発表した。

ラジャスタン州の州都ジャイプールの南南西300キロメートルのチャブラに2基建設するもので、プラントは2016年後半から段階的に運転を開始する。

今回のプロジェクトは、同社がインドの建設・重機最大手のL&Tと設立した2つの合弁会社を通して受注したもの。

このうちボイラーの製作・供給は合弁会社L&T-MHIボイラー社が、蒸気タービン発電機の製作・供給はもう一つの合弁会社L&T-MHIタービン・ジェネレーターがそれぞれ手掛け、三菱重工はこれら2社に対し、蒸気タービンのローターやボイラー耐圧部などの中核機器を製作・納入する。

三菱電機も発電機の中核機器をL&T-MHIタービン・ジェネレーターに納入する。取扱商社は丸紅。

ボイラーと蒸気タービンの合弁2社は2007年の発足以来、順調に事業を拡大、これまでの受注件数は今回の受注を含め、超臨界圧ボイラーが5サイト向け13基、蒸気タービンが6サイト向け15基に達している。