ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

SBSフレック、夕食宅配の受託拡大へ自信、生協向けでノウハウ蓄積

2013年7月31日 (水)

フードSBSグループで食品物流を展開するSBSフレック(東京都墨田区)は7月31日、生活協同組合パルシステム千葉(千葉県船橋市)から夕食宅配の配達業務をトライアル受託したと発表した。

2008年から手掛けているネットスーパー向け宅配のノウハウを活用して4月に受託したが、これまで3か月間の業務で今後の事業拡大につなげることが可能と判断。パルシステム千葉向けのサービス品質を高めるとともに、夕食宅配事業に注力していく。

SBSフレックの食品宅配事業は、配送員をセールスクルーと位置付けて接客や販促教育を徹底し、車両300台、全国70店舗超の規模に拡大。

パルシステム千葉向け受託では、午後の夕食宅配のほかに午前中に組合員宅への個人宅配商品の個配を担当する「あわせ配送」や、ネットスーパーで実績がある軽自動車による配送の提案など、コストパフォーマンスの向上で実績を重ねている。

現在、軽車両で午前中に組合員宅への個配を20件、午後から夕食宅配40件を担当する「あわせ配送」でコストを抑制しつつ、配達先の顧客とのコミュニケーションでも高評価を受けるようになったことで、担当エリア内で同社の受注率が上位を占めるようになった。

同社は「3か月間のトライアルを通じて、ネットスーパーのノウハウは夕食宅配でも十分な成果を出せたと自負している。今後もさらに宅配品質の向上に努め、パルシステム千葉の夕食宅配が大きな事業に成長するよう配達面から貢献していく」としている。