M&AICL(イスラエル)は16日、中国の深圳市に本社を置くダイナノニックと共同で、欧州市場向けのリン酸鉄リチウム(LFP)正極活物質(CAM)の生産を行う合弁事業(JV)を設立すると発表した。
初期投資額は2億8500万ユーロで、スペイン・サジェント市に新施設を建設する。この取り組みは同社の電池材料事業の欧州進出を示し、同社の持続可能な供給網構築への貢献を目的としている。
新施設は、同社が以前操業していたポタッシュ生産サイトを転用するもので、10万平方メートルの土地を活用する計画だ。敷地はバルセロナ港から96キロの距離にあり、鉄道アクセスが可能で、欧州内の計画中のLFP電池工場への供給も視野に入れる。
JVは同社が80%を出資し、残りをダイナノニックが担当する。今後は許認可の取得や建設工程を進め、欧州のエネルギー転換を支える重要な電池材料の供給拠点として機能する。
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