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近畿圏貿易、24年は輸出入ともに2年ぶりのプラス

2025年1月23日 (木)

調査・データ大阪税関が23日発表した貿易統計表(速報)によると、近畿圏(大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山)の12月の輸出総額は前年同月比3.1%増の1兆9533億円、輸入総額は同3.1%増の1兆5871億円だった。輸出は3か月連続のプラス、輸入は2か月ぶりのプラス。差引は3662億円、11か月連続の輸出超過だった。

輸出は「半導体等電子部品」(2263億円、前年比12.7%増)や「プラスチック」(944億円、同8.9%増)などが増加、「医薬品」(266億円、47.8%減)、「建設用・鉱山用機械」(642億円、21.7%減)などが減少した。輸入は「たばこ」(292億円、131%増)や「衣類及び同附属品」(935億円、15.7%増)が増加、「原油及び粗油」(515億円、39%減)や「医薬品」(841億円、17.6%減)が減少した。

地域別では、輸出は対アジア(1兆2199億円、2.5%増)、ASEAN(3405億円、22.7%増)、EU(2103億円、13.5%増)が増加。輸入は対アジア(9095億円、2.9%増)、ASEAN(2499億円、0.3%増)、EU(1902億円、14.8%増)が増加した。

また、同日に発表した2024年の貿易概況(速報)によると、年累計の輸出総額は前年比2.8%増の21兆5311億円、輸入総額は同1.1%増の19兆587億円だった。輸出、輸入ともに2年ぶりのプラス。差引は2兆4724億円、10年連続の輸出超過だった。

輸出は「半導体等電子部品」(2兆4972億円、前年比9.6%増)や「半導体等製造装置」(8329億円、同20.7%増)などが増加、「鉱物性燃料」(538億円、78.2%減)、「遊戯用具」(2169億円、30.3%減)などが減少した。輸入は「医薬品」(1兆3646億円、19.7%増)や「肉類及び同調製品」(5940億円、17.3%増)が増加、「無機化合物」(2647億円、38%減)や「石油製品」(2473億円、28.1%減)が減少した。

地域別では、輸出は対アジア(13兆6555億円、4.9%増)、ASEAN(3兆5864億円、4.7%増)が増加。輸入は対アジア(11兆354億円、0.9%増)、ASEAN(3兆582億円、1.4%増)、EU(2兆2837億円、11.4%増)、アメリカ(1兆7356億円、3%増)が増加した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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