調査・データ大阪税関が23日発表した貿易統計表によると、大阪港の12月の輸出総額は前年同月比11.2%増の4492億円、輸入総額は同8.8%増の5243億円だった。輸出は10か月連続のプラス、輸入は2か月ぶりのプラス。差引は751億円の輸入超過だった。
輸出は「半導体等電子部品」(717億円、前年比82.4%増)や「建設用・鉱山用機械」(300億円、同18.9%増)などが増加、「コンデンサー」(236億円、25.6%減)、「重電機器」(45億円、38%減)などが減少した。輸入は「衣類及び同附属品」(530億円、9.3%増)や「がん具及び遊戯用具」(150億円、25.1%増)が増加、「鉄鋼」(159億円、8.2%減)や「魚介類及び同調製品」(146億円、7.6%減)が減少した。輸出は対EU(20.5%増)、中国(15.8%増)が増加し、輸入は対アメリカ(25.9%減)が減少した。
また、同日発表した2024年の貿易統計表(速報)によると、年累計の輸出総額は前年同月比7.2%増の4兆6390億円、輸入総額は同3.2%増の6兆3642億円だった。輸出、輸入ともに2年ぶりのプラス。差引は1兆7252億円の輸入超過だった。
輸出は「半導体等電子部品」(6106億円、前年比31.7%増)や「建設用・鉱山用機械」(3282億円、同36.5%増)などが増加、「コンデンサー」(2745億円、19.9%減)などが減少した。輸入は「医薬品」(1373億円、245.8%増)や「肉類及び同調製品」(4417億円、18.1%増)が増加、「がん具及び遊戯用具」(1794億円、20.5%減)や「非鉄金属鉱」(592億円、23.2%減)が減少した。輸出は対アメリカ(20.5%増)などが増加し、対EU(5.6%減)が減少し、輸入は対EU(30.3%増)が増加し、対アメリカ(2.9%減)が減少した。
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