産業・一般コスモエネルギーホールディングスは27日、同社グループ会社のコスモ石油マーケティングが合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY(横浜市西区)と共同で製造した国産の持続可能な航空燃料(SAF、サフ)を、2025年度から日本航空と全日本空輸に供給開始すると発表した。これにより、日本初となる国産SAFのサプライチェーン構築が実現する。
供給されるSAFは、国内で発生する廃食用油を原料とし、2024年12月25日に大阪府堺市で製造設備が完成したものである。年間3万キロリットルの生産能力を持ち、国際的な持続可能性認証「ISCC CORSIA」や「ISCC EU」を取得している。航空業界では、国際民間航空機関(ICAO)が掲げる50年までのCO2排出実質ゼロ達成を目標としており、SAFはその実現に向けた重要な役割を担う。同グループは、廃食用油の収集から製造、品質管理、輸送、供給までのプロセスを国内で一貫して行うことで、航空業界の脱炭素化を推進する。
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