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コスモ、バイオエタノール原料のSAF事業採択

2025年2月25日 (火)

行政・団体コスモエネルギーホールディングスは21日、バイオエタノールを原料とする持続可能な航空燃料(SAF)の製造事業が、経済産業省の2024年度「脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金(持続可能な航空燃料の製造・供給体制構築支援事業)」に採択されたと発表した。同事業は、グループ会社のコスモ石油と三井物産が共同で検討を進めており、国産SAFの供給拡大を目指す。

本事業では、コスモ石油の石油精製技術や物流実績と、三井物産のエタノール調達機能を組み合わせることで、安定したSAFのサプライチェーン構築を目指す。現在、SAFの主流は廃食用油を原料とするHEFA技術を用いた製造が中心だが、持続可能な原料確保が課題となっている。

そのため、同社グループは、米国LanzaJetのAlcohol to Jet(ATJ)技術を活用し、バイオエタノールを原料とする新たなSAF製造を計画する。2025年度には堺製油所(堺市西区)で年間3万キロリットルの製造を開始し、29年以降には坂出物流基地(香川県坂出市)で年間15万キロリットルのSAFと年間1.7万キロリットルのリニューアブルディーゼルの製造・供給を予定している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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