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三菱ガス化学、米バイオマス原料開発に出資

2025年3月13日 (木)

財務・人事三菱ガス化学は12日、米国のスタートアップ企業リソース・ケミカル・コープ(リソース)に対し、シリーズシードプラスラウンドでの出資を決定したと発表した。リソースは、木材由来の非可食バイオマスであるリグノセルロースを活用したFDCA製造技術を開発しており、今回の資金調達で市場展開や製品開発の加速を図る。

三菱ガス化学は、中期経営計画「Grow UP 2026」において、サステナビリティ経営の推進を掲げ、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを強化している。バイオマス由来の原料調達を重要な技術と位置付ける中で、リソースの技術を評価し、出資を決定した。リソースは、スタンフォード大学の研究成果を基に、二酸化炭素を用いたカルボキシル化反応を組み合わせることで、高収率・低コスト・低環境負荷のFDCA製造技術の確立を目指している。FDCAはバイオマスプラスチックPEFの原料として注目されている。

リソースが今回調達した資金は、FDCA製造のためのパイロットライン設備の設置に充てられる。三菱ガス化学は、FDCAの中間体であるフロ酸の調達を計画しており、バイオマス原料の活用を通じた市場開拓を進める方針だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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