調査・データ東京商工リサーチ(TSR)は10日、各万博の開催年に設立された企業を抽出し、分析した結果を公表した。
これまでに国内で開催された万博は、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)から、75年沖縄国際博覧会(沖縄海洋博)、85年国際科学技術博覧会(つくば万博)、90年国際花と緑の博覧会(花の万博)、2005年日本国際博覧会(愛・地球博)の5回。開催年に設立された企業は全国で合計12万3705社だった。
大阪万博が開催された1970年の設立企業は、全国で1万4136社が確認された。そのほかの万博開催年の設立企業数は、1975年(沖縄海洋博)は1万2841社、1985年(つくば万博)は1万9915社、1990年(花の万博)は3万4321社、2005年(愛・地球博)は4万2492社。法人格では「株式会社」が5万1217社で最も多く、本社は最多が東京都の2万3910社、次いで大阪府の1万216社。
万博の開催年に設立された企業12万3705社のうち、プライム上場は47社、売上高100億円以上は510社にのぼる。大阪万博の1970年設立は三菱自動車工業(東京都港区)、1985年のつくば万博開催年は民営化された日本電信電話(東京都千代田区)など、売上高1兆円を超える企業もある。
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