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ファーマインド、大分で先進的梨生産・流通構築

2025年3月17日 (月)

▲開園予定地(出所:ファーマインド)

産業・一般全国規模でコールドチェーンを展開する青果の総合流通企業、ファーマインド(東京都千代田区)は13日、大分県ならびに国東市と協定を結び、日本最大級となる和ナシ栽培面積18ヘクタールの農園を開設すると発表した。これにより、国内果樹生産の効率化と安定供給を図る。事業開始は2026年4月を予定し、33年2月までに栽培面積の拡大を進める。

国内の果樹生産は農家の高齢化や新規参入の難しさから減少傾向にあるが、同社はこの状況を打破するため、幸水や豊水といった人気品種のナシを大規模に栽培し、需給バランスの改善を図る。栽培には「ジョイントV字樹形」という効率的な方法を採用し、労力を削減するとともに機械の導入を容易にする。これにより、年齢や性別を問わず作業が可能な環境を整え、持続可能な農業モデルを構築する。

また、大分農園はファーマインド茨城農園に次ぐナシ生産拠点となり、品種や産地をリレー方式で切り替えることで年間を通じた安定供給を実現する。さらに、同社の全国14か所の青果センターを中心とした物流ネットワークを活用し、JAグループなどと連携しながら青果の総合流通プラットフォームの拡大によって、県内生産者を支援する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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