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GEクリエイティブ、自律走行搬送ロボット2機種

2025年3月18日 (火)

サービス・商品GEクリエイティブ(名古屋市東区)は18日、惣菜・弁当工場向けの自律走行搬送ロボット(AMR)「YT-350F」と「YL-250F」を公開したと発表した。これらの機種は、エレベーターを経由し冷蔵庫・冷凍庫への搬送が可能であり、食品工場特有の搬送課題を解決する仕様となっている。同社は、日本惣菜協会が代表幹事を務める経済産業省の「2024年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」において、これらのAMRを開発・導入した。

「YT-350F」は、ドーリー台車を牽引するAMRで、従来は人手で冷蔵庫へ搬送されていた弁当などの自動搬送を可能にする。結露対策を施し、AMR上部にカメラを搭載したVisual SLAM技術を採用することで、自己位置推定の精度を向上させた。また、停止位置精度の高いAGV機能を備え、エレベーターや自動ドアとの機器連携、自動充電にも対応している。さらに、大径タイヤの採用により、傾斜やスロープなどの環境にも適応可能だ。

▲複数のドーリー台車に対応できる牽引治具(出所:GEクリエイティブ)

YL-250Fは、パレット搬送用のリフトアップ型AMRで、500キロの荷物を搬送できる。従来、惣菜・弁当工場では冷蔵庫・冷凍庫内へのパレット搬送が困難だったが、結露対策やVisual SLAM技術、AGVハイブリッド仕様を採用することで自動搬送を実現した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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