スギ薬局、太陽光発電で店舗電力を再エネ100％化へ

サービス・商品スギホールディングス（愛知県大府市）は18日、クリーンエナジーコネクト（東京都千代田区）と、スギ薬局の電力を再生可能エネルギー100％とするオフサイトコーポレートPPAサービスの導入を拡大すると発表した。新たに32か所のNon-FIT低圧太陽光発電所を開発し、関東エリアの22店舗に再生可能エネルギーを供給する。これにより、スギ薬局は累計65店舗で、クリーンエナジーコネクトが開発する62か所の発電所を活用し、安定的に再生可能エネルギーを調達することとなる。

この取り組みにより、年間の二酸化炭素（CO2）排出削減量は8560トンとなり、一般家庭3317世帯分の年間電力消費量に相当する。さらに、夜間など太陽光発電が利用できない時間帯には、スマートエコエナジー（中央区）の「Ecologyプラン」を活用し、店舗の電力を100％再生可能エネルギー化する。また、新設する発電所には災害時に住民が利用できる「備えるコンセント」を併設し、地域の防災対策としても機能する。

スギ薬局グループは、2030年度までに1店舗あたりのCO2排出量を14年比で50％削減し、50年には実質ゼロを目指す方針を掲げる。クリーンエナジーコネクトは、脱炭素経営を推進する企業向けにグリーン電力の導入支援を行い、太陽光発電に加えて蓄電池を組み合わせた24時間365日再生可能エネルギー利用率向上の実証事業を進める。

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LOGISTICS TODAY編集部
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