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ドローンでAEDを集落に配送、TOPPAN実証

2025年3月19日 (水)

▲救助者がAEDを受け取る様子(出所:TOPPANホールディングス)

メディカルTOPPANホールディングスは19日、山梨県北杜市とエアロダインジャパン(東京都渋谷区)と共同で、へき地医療支援を目的としたAEDドローンの実証実験を実施したと発表した。実験は3月10日-12日の3日間行われ、レベル3.5の自律飛行でAEDを集落間に配送する試みは国内初となる。

実証実験では、消防署から遠い中山間地域での心肺停止事案を想定し、119番通報と同時に近隣の公共施設に設置されたドローンポートからAEDドローンを出発させた。最大7キロ離れた地点まで飛行し、AEDを配送するデモンストレーションを実施。最長距離6.2キロを時速54キロで直行し、通報から10分で到着した。対照的に、消防署から出動した救急車は40分を要しており、AEDドローンの有用性が確認された。また、地区内の7つの集落をカバーする最適な飛行ルートを設計し、ほぼ全域での対応が可能であることも検証された。

TOPPANグループは、独自開発の「ハイブリッドToF」センサーを用いた精密着陸技術を活用し、障害物回避の精度向上に取り組んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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