サービス・商品日本航空(JAL)は19日、成田-シカゴ線の定期貨物便でことし5月から、カリッタ航空(アメリカ)とコードシェア運航することで合意したと発表した。JALは需要が増えているアジア-北米間での輸送ネットワークの強化を図る。
JALは昨年2月、13年ぶりに自社貨物機の運航を再開すると発表。旅客機の貨物スペースに加え、自社の貨物機を活用することで航空貨物の輸送体制を拡充していく方針を示している。今回、他社の大型貨物機を加えることで、安定的で柔軟な対応が可能な航空貨物輸送態勢を整備する。
カリッタ航空は、米ミシガン州に本社を置き、貨物専用機の運航を運行を手掛けている。JALとは19年や23年にもコードシェア運航を行った実績がある。
成田-シカゴ線の貨物便運航は5月10日から就航し、同時に同路線旅客便も同月31日から開設される。
貨物便はシカゴ発が毎週火、木、土曜の未明1時30分(現地時間)に出発し、翌日8時30分(同)に到着。成田発は水、金、日曜の11時25分(同)出発で、12時30分(同)に到着する。
貨物機はボーイング777-300ERSF型機を使用する。最大積載量10万2000キロで、上部に33ポジション、下部に14ポジションの貨物スペースがある。在来の777F型機よりも多くの貨物を搭載でき、燃費効率も高い。
JALは「日本-北米間の増強で、さらなる人流・物流の促進に貢献していく」としている。
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