今治造船、6.4万重量トンばら積み船引き渡し

▲ばら積み運搬船「ULTRA ENDURANCE」（出所：今治造船）

荷主今治造船（愛媛県今治市）は19日、南日本造船で建造した6万4000載貨重量トン型ばら積み運搬船「ULTRA ENDURANCE」を18日に引き渡したと発表した。ばら積み貨物の輸送効率と荷役性能を両立させた設計で、さまざまな貨物や港湾条件に対応する最新鋭のハンディマックス船だ。

本船は、全長199.98メートル、幅32.24メートル、深さ19.30メートル、載貨重量は6万3719トン。トップサイドタンクとホッパータンクを備えた貨物艙構造を採用し、前後方向に開閉する大型ハッチカバーにより荷役性を向上させた。さらに、クレーンを4基搭載しており、荷役設備が整っていない港湾でも自力で荷役が可能。輸送可能な貨物は、穀物、石炭、鉄鉱石、セメント、スチールコイル、長尺鋼材など多岐にわたる。

物流面では、IMSBC Code、IMDG Codeに準拠し、多様な国際貨物に対応。加えて、MARPOL条約に基づく排ガス規制のフェーズ3要件にも適合し、省エネ付加物や高効率プロペラ、低摩擦塗料を組み合わせて推進性能も高めている。バラスト水処理装置やインベントリリストも装備し、環境保全にも配慮している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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