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今治造船、6.4万トンばら積み船を引き渡し

2025年10月28日 (火)

▲ばら積み運搬船「BELFORTUNE」(出所:今治造船)

荷主今治造船(愛媛県今治市)は24日、本社・今治工場で建造した6万4000載貨重量トン型ばら積み運搬船「BELFORTUNE」を完成し、引き渡したと発表した。

同船は共通構造規則(CSR BC&OT)の適用を受けるハンディマックスサイズのばら積み貨物船で、固体ばら積み貨物の積載に適した構造を採用。各貨物艙にトップサイドタンクとホッパータンクを設け、フォールディングタイプのハッチカバーで艙口を大きく確保し荷役性を高めた。甲板上にはクレーン4基を装備し、荷役設備のない港でも積み下ろしが可能だ。

対応貨物は穀物や石炭、鉄鉱石、セメントのほか、スチールコイルや長尺鋼材など多様で、国際海上固体ばら積貨物コード(IMSBC Code)や国際海上危険物コード(IMDG Code)にも準拠する。

環境面では海洋汚染防止条約(MARPOL)の大気汚染防止規則を満たし、2025年以降のフェーズ3要件にも先取り対応。バラスト水処理装置やシップリサイクル条約に基づくインベントリリストも搭載した。

船体は全長199.98メートル、幅32.24メートル、深さ19.30メートルで、載貨重量6万3709トン、総トン数3万6139、航海速力は14ノット。プロペラ付近の省エネ付加物や高効率プロペラを採用し、摩擦抵抗を低減する塗料により高い推進性能を実現している。

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