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東京港CONPAS利用者数、順調に増加

2025年3月28日 (金)

ロジスティクス新港湾情報システム(CONPAS)を使い、東京港の一部ターミナルでコンテナ搬出入予約制事業を断続的に実施している東京都は27日、2024年度の実施状況を公表した。ICカードや事前照合機能の活用を試行するなど、ターミナルのさらなる効率化にも取り組み、利用事業者数も順調に増加している。

CONPASはコンテナの搬出入を予約制にして、特定の時間にコンテナを運ぶトレーラーが集中しないよう、分散を図る。これによってゲート前の待機時間が削減され、効率的な荷役が可能になる。都はCONPASの本格導入を目指して、22年度から大井地区で断続的に事業を行っている。

今年度は第6期事業を9月から11月まで、第7期を今年1月から2月まで実施。大井地区に加えて、青海4号ターミナルでも実施した。また、入場受付をICカード化して手続きを省略したり、搬入情報を事前照合するなどしてゲートへの進入を円滑化したりする取り組みを一部のターミナルで実施した。

参加登録事業者は6期に318社と初めて300社を超え、7期は346社となった。業界紙への広告掲載などのPR効果が出た。

導入効果については、ゲート前の平均待機時間を予約車と一般車で比較した場合、最大で90分短縮された。また、7期には利用者へのアンケートを実施し、「今後も利用したい」との回答が86%に達した。

都では今年4月以降も、今年度に確認した課題への対応策を検討しながらCONPASの常時運用に向けた調整を進め、コンテナ搬出入予約制の推進に向けた取り組みを続けていくとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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