
(出所:日本郵船)
調査・データ日本郵船は28日、IHI原動機と共同で開発したアンモニア燃料タグボート「魁(さきがけ)」の実証航海が完了したと発表した。NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション基金事業の一環で開発された同船は、2024年8月に完成し、東京湾で3か月にわたり実運航試験を行ってきた。
試験では、主機の負荷率に応じたアンモニアの混焼率と温室効果ガス(GHG)削減率を測定。重油使用時と比較して最大で95%のGHG削減を達成し、全ての負荷域で90%以上の削減効果が確認された。商用利用を前提としたアンモニア燃料船による実証は世界初であり、次世代船舶用燃料としてのアンモニアの有効性を裏付ける成果となった。
さらに同社は、26年11月完成予定のアンモニア燃料アンモニア輸送船の開発にも取り組んでおり、海運業界の脱炭素化に向けた次世代燃料船の実用化を目指す。
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