サービス・商品日本貨物鉄道(JR貨物)は28日、貨物輸送の料金・日数・CO2排出量を簡単に試算できるウェブサービスを開始した。利用者はオンライン上で輸送区間を入力するだけで概算値を確認できる。
このサービスは貨物駅を中心とした半径10キロ圏内の集配先までの輸送を想定した高度な計算システムを採用した。標準的な31フィート10トンコンテナの輸送に完全対応し、トラック輸送と鉄道輸送それぞれのCO2排出量を詳細に比較表示できる。これにより、輸送方法による環境負荷の違いを把握でき、企業の環境配慮型物流の計画立案に役立つ。
CO2排出量の算出には、エネルギーの使用合理化に関する法律で定める「トンキロ法」を採用している。この方式は輸送重量(トン)と輸送距離(キロ)を掛け合わせて、各輸送機関の環境負荷を算出する。システムは鉄道コンテナ輸送とトラック輸送について、同一の距離・重量条件での排出量を比較表示し、輸送手段による環境負荷の違いを明確に示す。
輸送料金は、品目の種類、季節的な需要変動、荷役作業や保管などの付帯作業の有無、輸送量、契約期間などの条件により変動する。輸送日数について、システムは貨物列車の発着駅間の最短所要日数を表示する。実際の所要日数は、集配時間、積み替え作業、天候による遅延などの要因を別途考慮する必要がある。
■輸送日数・費用・CO2排出量の概算算出ページ
https://www.jrfreight.co.jp/service/price/calculation.html
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