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ヤマト、ふるさと納税の返礼品物流支援

2025年3月31日 (月)

ロジスティクスRagHearts(ラグハーツ、東京都渋谷区)は28日、4月1日からヤマト運輸と業務連携し、ふるさと納税の中間事業者として新規参入すると発表した。ふるさと納税市場の規模拡大を背景に、同社は5%のシェア獲得と売上1000億円を目指す。

ふるさと納税は自治体の財源確保や地域活性化に寄与する一方で、返礼品の開発や配送管理といった業務負担が課題となっている。ラグハーツは、愛媛県や岡山県で寄付額拡大に成功した実績を持ち、独自のマーケティング力とEC(電子商取引)販売ノウハウを強みとする。今回の連携により、ヤマト運輸の物流ネットワークとラグハーツの返礼品開発力を掛け合わせ、自治体の負担軽減と寄付者の満足度向上を図る。

連携は、返礼品の開発から配送管理までのワンストップ提供、ヤマト運輸の物流ノウハウを活用した迅速・正確な配送、温度管理や破損防止を考慮した高品質な配送、最適化によるコスト削減などが含まれる。また、カスタマーセンターの設置や寄付受領書の発行代行など、ふるさと納税に関する管理業務も支援する。

ラグハーツはお礼品の開発力やEC事業の経験、データ分析を活用したマーケティングノウハウが強み。競争が激化するふるさと納税市場で、自治体ごとの特色を生かした返礼品開発や、SNS・デジタル広告を活用したプロモーションを展開し、寄付額の増加を図る考えだ。

一方、ヤマト運輸の全国ネットワークを活用することで、返礼品の迅速かつ安全な配送が可能となる。特に、生鮮品や特殊梱包が必要な商品の取り扱いにも対応し、配送品質を強化することで寄付者の満足度向上とリピーター獲得を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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