M&A千趣会は28日、同社本社の土地および建物を売却すると発表した。これに伴い、ことし12月期に固定資産売却益として特別利益を計上し、同期の親会社株主に帰属する当期純利益の業績予想を従来の赤字から黒字に転換する。
売却対象は大阪市北区同心1丁目の土地と建物で、譲渡益は70億5000万円となる。物件の引き渡しは7月1日を予定しており、その後最大2年間は譲渡先と賃貸借契約を結び、同所で営業を継続する。同社は、労働環境の改善、資産効率の向上、財務の健全性確保を目的に本件売却を決定した。譲渡先の詳細は非公表とされ、同社との資本・人的・取引関係もないとしている。
この売却により、ことし12月期の親会社株主に帰属する当期純利益は、従来予想のマイナス29億円からプラス41億5000万円へと大幅に修正された。売上高や営業利益などは据え置かれているが、固定資産売却益の計上が業績改善に直結する。物流拠点や事業運営に即座の変更はなく、当面は現本社を引き続き使用する。
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