荷主自動車向け電子機器製造のデータテック(東京都大田区)は、日本タコグラフ製造事業者工業会が3月3日に正式に設立されたと発表した。同年3月21日に登記が完了し、本格的な活動を開始した。同団体は、運行記録計「タコグラフ」の製造事業者を中心に構成されている。
タコグラフは、車両運行の記録を行う重要な機器であり、安全運行の確保や効率的な管理に寄与。同工業会は、技術基準や規格の統一化、データ連携の促進、日本国内外での規格普及を目指して活動する。また、海外の技術動向や法制化情報を収集し、将来のデジタルタコグラフのあるべき姿を提言する役割も担う。
代表理事には矢崎エナジーシステムの寺澤敦志氏が就任。理事にはトランストロンの酒井健二氏やデータ・テックの森島敬一朗氏が名を連ねる。幹事には敬愛大学の根本敏則氏が選ばれた。これらのメンバーが中心となり、業界全体の発展に向けた取り組みが進められる。
本工業会は、行政との連携を強化し、安全・安心な運行環境づくりを支援する。また、日本独自のデジタルタコグラフ規格を海外市場に展開することで、国際的な競争力向上も目指す。
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