調査・データシステムファイブ(東京都千代田区)は4日、産業用ドローン「DJI FlyCart 30」の導入支援の一環として、元請け企業と全国の代理店をマッチングするサービスを開始した。同社は同サービスを通じて、ドローン導入を検討中の企業に対し、専門知識を持つ全国の代理店ネットワークを活用し、実地での実証運用機会を提供する。企業は実際の運用環境でドローンの性能と効果を確認できる。
DJI FlyCart 30は最新技術を搭載した産業用ドローンで、業界最高クラスとなる最大30キロの積載能力を持つ。従来の物流手段では対応が困難な長距離飛行、急しゅんな地形、アクセス制限のある場所への配送を効率的に実現する。
ドローンの実証事例では、KDDIスマートドローンは山小屋への物資配送で成果を上げており、従来のトラック輸送では地形の制約で5時間を要していた配送が、ドローンの直線的なルートにより、わずか15分で実現した。そのほか、北海道スカイビューは、国内初となるレベル3.5飛行(高度な自律飛行)による全長4メートルの大型物資配送に成功。従来の陸路では3時間かかっていた配送ルートを、ドローンによる空路活用で8分に短縮した。
昨今の人材不足は遠隔地にも及び、特に山間部や離島などの遠隔地への配送では、従来の輸送手段による効率的なサービス提供が困難になっている。このような状況下で、ドローンによる空輸への期待が高まっている。同社は同サービスを通じて、数百万円規模の導入コストに対する企業の不安を軽減する。各企業の業務形態や配送ニーズに合わせた最適なドローン導入計画の策定から運用開始後のサポートまで、一貫した支援体制を整えている。
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