サービス・商品ダイナミックマッププラットフォーム(DMP、東京都渋谷区)は10日、物流センター内でレベル4自動運転トラックを走行させる新システムを三井不動産と共同開発すると発表した。2025年度中に物流センター内での実証実験を開始する。
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▲左:物流センター内 車路イメージ、右:物流センター内 車路イメージ(出所:ダイナミックマッププラットフォーム)
新システムは、最新の高精度3次元地図データ(HDマップ)を基盤に、自動運転トラックと物流センターの運用管理システムをリアルタイムで継ぎ目なく連携させる先進的な仕組みを導入した。このシステムでは、物流センター内の車両・設備の位置情報、運行状況、周辺環境データをミリ秒単位でリアルタイムに更新・共有する。これにより、自動運転トラックは目的のバースまでの最適な走行経路を正確に把握し、周囲の状況に応じて安全かつ効率的に自律走行できる。
DMPの吉村修一社長は、今回の共同開発プロジェクトについて、「自動運転トラックと物流センターのシステムを融合させることで、センター内のあらゆる車両がスムーズに走行する未来を実現したい。特に、高精度3次元地図データを活用した運行管理システムとシームレスに連携することで、物流センター内の作業効率を大幅に向上させ、より安全で効率的な物流オペレーションを目指している。この革新的な取り組みを通じて、物流業界の課題解決に貢献していきたい」と語り、意気込みを示した。
同社は国内の主要自動車メーカー10社などからの出資で設立され、現在、26か国で事業を展開している。三井不動産は2012年より物流施設開発事業に参入し、現在、国内外において76施設を運営している。
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