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三菱自動車、タイのEV普及へ同国政府と共同研究

2010年12月10日 (金)

産業・一般三菱自動車工業は10日、タイ政府と電気自動車(EV)の実証走行試験に向けての共同研究の実施に合意したと発表した。

 

同社はタイの生産・販売会社、ミツビシ・モーターズ・タイランドを通じ、新世代電気自動車”i-MiEV(アイ・ミーブ)”の将来的な市場導入に向けた取り組みを開始する。タイ政府は、工業省の指揮で関係省庁との横断的な組織を発足させ、EVプロジェクトを推進していく。

 

タイ工業省は自動車産業育成政策で既にEVの振興を掲げているが、今回の三菱自動車とのEV共同プロジェクトのスタートにより、”i-MiEV”を用いて、タイでのEVの受容性、市場性を調査するほか、ユーザーサポートシステム、充電インフラの拡充など、EV普及に向けた具体的な検証を進めていく。

 

三菱自動車は日本に続き、海外では香港、オーストラリア、欧州などで”i-MiEV”を販売している。また、既にモナコ政府、アイスランド政府、デンマーク政府、シンガポール政府など、各国政府が中心となって行うEV普及促進に向けた取り組みに協力している。