
▲建て替え工事後の「花見台共配センター」(出所:アサヒロジスティクス)
フードアサヒロジスティクス(さいたま市大宮区)は10日、「花見台共配センター」(埼玉県嵐山町)の建て替え工事の完了を発表した。15日に竣工式を実施する。
新センターの稼働により、従来よりも保管キャパシティーが大幅に向上する。冷凍在庫の保管容量は、現センターの3.3倍(225%)に拡充する。現状では同社の関東圏の共配センター6か所(五霞、岩槻、松戸、千葉長沼、横浜、愛川)は満床に近づいているが、各共配センターとの連携強化により、エリア全体での冷凍在庫保管能力が向上し、より安定したサービス提供が可能になる。
さらに、ストックヤードとクロスドックスペースの拡充により、方面別仕分け体制を構築する。同社では甲信越エリアへの配送対応や、関東圏全体への配送網のさらなる拡充も視野に入れている。同センターは老朽化対策と機能強化を目的に工事を進めた。今回の建物の刷新により、従業員の作業負荷の軽減を期待している。
花見台共配センターは、1995年6月に大手スーパーマーケット向けの物流センターとして開設し、2010年4月にインフラ強化の一環として現在の名称に改称した。現在は主に外食チェーン向けの商品在庫保管、仕分け、配送業務を担っている。
開設から30年が経過するなかで、施設の老朽化やキャパシティー不足、機能面での課題が顕在化してきた。同社は今後の時代の変化に対応するため、施設・設備の継続的な見直しが必要となっており、今回の建て替え工事をスクラップアンドビルドのモデル事業として位置付けている。
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