
▲実証実験の様子(出所:KDDI)
調査・データKDDIは21日、石川県、石川県警察と連携し、津幡町でドローンポートの社会基盤化に向けた遠隔飛行実証を実施し、成功したと発表した。今回の実証では、豪雨災害を想定し、被害状況の把握、避難誘導、災害情報の一元化をすべてAI(人工知能)ドローンから遠隔で行った。
ドローンは、ローソン津幡みずほ病院前店に設置された自動充電ポート付きドローン「Skydio Dock for X10」を使用。4G LTE回線を通じた遠隔操縦により、災害現場に見立てた場所まで飛行し、高精度カメラによる現場映像の取得とスピーカーを用いた避難誘導を実施した。取得した映像はKDDIが開発中の「防災マップボード」に連携され、地図上で情報を一元管理し、県と警察での迅速な共有を可能にした。
運航はKDDIスマートドローンが担い、今後は全国1000か所へのドローンポート設置を目指す。今回の取り組みは、日常時と災害時を問わずAIドローンを10分以内に現場へ派遣可能とする体制整備の一環であり、ドローンポートの社会基盤化に向けた国内初の実証とされている。
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