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NEDOなど、新たな排ガス浄化用助触媒材を開発

2013年10月28日 (月)
新セリアジルコニア助触媒の電子顕微鏡像(粒径:約30mm)

新セリアジルコニア助触媒の電子顕微鏡像(粒径:約30mm)

話題新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は28日、名古屋大学、ノリタケカンパニー、名古屋工業大学と共同で、希少金属セリウムの使用量を30%以上低減できる自動車排ガス浄化用助触媒材の開発に成功した、と発表した。

開発した助触媒材は材料のジルコニア表面にセリウムをコーティングするコアシェル構造を採用することで、セリウム使用量を低減。低温での触媒効果を改善することにより、効率的な排ガス浄化が可能になるという。

さらに、この技術を応用することで触媒の貴金属(白金族)使用量を減らすことも期待できる、としている。

NEDOなどは今後、2016年度の実用化を目指して耐久性評価などを進め、触媒性能評価用のサンプル提供も開始する。