ロジスティクスローソンは9日、東京都内の400店舗で販売している「冷凍おにぎり」の取り扱いを、13日から新たに茨城、栃木、山梨、千葉・神奈川を含む首都圏の1300店舗にまで拡大する、と発表した。納品頻度を減らせる冷凍品の店舗供給を拡充することで、配送効率の改善やCO2排出量の削減につなげる。

▲冷凍おにぎりの売り場(出所:ローソン)
冷凍おにぎりは、電子レンジで解凍して食べるスタイルの商品。工場で一括製造した商品を急速凍結することで、常温品と遜色ない味わいを実現している。常温おにぎりが1日2回配送されるのに対し、冷凍品は1日1回の配送で済むうえ、在庫ストックが可能になる。
対象となるのは、「焼さけおにぎり」(税込279円)、「鶏五目おにぎり」(157円)、「胡麻さけおにぎり」「わかめごはんおにぎり」(各140円)の4品。製造コストの抑制で通常の常温おにぎりと比べて価格を1-2割程度抑えられる。冷凍による賞味期限は約1年と長く、食品ロスも削減できる。
ローソンでは23年8月から11月にかけて、福島県と東京都の21店舗で実験販売を実施。ことし2月から本格展開をスタートした。今後はことし11月までに国内2000店舗、26年9月までに4000店舗への拡大を計画する。最終的には国内全店への導入を目指す。
同社では、冷凍おにぎりに加え、弁当や寿司、調理パンなどの冷凍食品販売の実験も進めている。「おいしさ」と利便性の両立を図りながら、持続可能な物流体制を構築する。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com