環境・CSR国産SAF(持続可能な航空燃料)の生産と普及に取り組んでいる日揮ホールディングスとコスモ石油(東京都港区)、レボインターナショナル(京都市下京区)は12日、9月に開催される「東京2025世界陸上」に合わせて東京都が実施する「家庭の油回収キャンペーン」と連携して、廃食用油回収の普及に取り組むと発表した。
日揮など3社はSAF製造事業会社であるSAFFAIRE SKY ENERGY(横浜市西区)を22年に設立し、SAFの生産、供給と原料となる廃食用油の回収システムの構築に取り組んでいる。
東京都は、今年10月末まで、世界陸上アスリートアンバサダーの北口榛花選手や、大会マスコット「りくワン」を起用するなどして「東京2025世界陸上財団」と連携したキャンペーンを展開。都内80か所で、回収への協力を呼び掛ける。
集まった食用油は、日揮などでつくる回収システムに沿って回収され、堺市西区のコスモ石油堺製油所構内にあるSAF製造設備に運ばれる。精製されたSAFはコスモ石油が航空会社に供給し、一部は羽田空港でも使用される。
SAFの製造設備は昨年12月に完成し、今年4月から供給を開始した。年間3万キロリットルのSAFを製造できる。
3社は「今後も東京都との連携などによってSAFの普及を図り、持続可能な社会の実現に向けて取り組みを推進していく」としている。
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