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ヤマタネ決算、連結で好調も価格転嫁遅れ物流減益

2025年5月13日 (火)

財務・人事ヤマタネは13日、2025年3月期の決算を発表した。売上高は前年比25.4%増の809億2200万円、営業利益は同8.5%増の37億8000万円、最終利益は24.3%増の30億9100万円と増収増益だった。

物流部門セグメントの売上高は前期比2.2%増の249億2700万円、セグメント利益は同29.4%減の16億2500万円だった。国内物流では上期は堅調に推移していた倉庫事業における入庫トン数が下期に落ち込み、通期でも前年を下回った。国際業務は、国際輸送取扱件数と海外引越取扱件数が前年を上回り堅調に推移した。利益は一部荷主の解約の影響があったこと、24年6月に竣工した本牧埠頭新倉庫の不動産取得税の計上や減価償却費が増加したこと、想定を上回るコスト増加に対し顧客への価格転嫁が遅れたことなどから減益となった。

26年3月期の通期予想は、売上高は7.6%増の870億5000万円、営業利益は0.5%増の38億円、最終利益は14.2%増の35億3000万円を見込んだ。

なお直近の24年11月8日に発表した連結通期業績予想と比較して、最終の売上高が0.5%減、営業利益が17%増、最終利益が17.1%増となった。⾷品部⾨のコメ卸売販売業において需給の逼迫により原料調達が計画を下回ったものの、販売単価は上昇したことなどから微減となった。また差益の確保に努めたことにより、営業利益、純利益は業績予想を上回った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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