テルモ、中国・医薬品開発製造受託企業を買収

M&Aテルモは14日、医薬品開発製造受託企業のWuXi Biologics（ウーシー・バイオロジクス、中国）がドイツ・レバークーゼンに有する薬剤製品工場を、1億5000万ユーロ（246億円）で買収すると発表した。

ウーシー・バイオロジクスから取得する薬剤製品工場は、GMPに準拠した最新鋭の設備や高度な専門性を持つ人財、生産ノウハウおよび生産実績を有しており、同社はこれらの資産を生かして同工場においてプレフィルドシリンジ製剤やバイアル製剤の開発・生産を開始し、バイオ医薬品の成長に伴い欧米を中心に高まっているCDMOの需要に対応する。

同社は、甲府工場、富士宮工場、山口工場にCDMO生産拠点を設けており、2023年には山口工場の生産ラインを拡充。25年度中に完成予定の甲府工場の新棟にも新たな生産ラインの導入を計画するなど、事業拡大にあわせて生産キャパシティを継続的に強化している。今回、新たに欧州にCDMO生産拠点を持つことで、国内外の製薬会社からのニーズに応えるためのグローバルオペレーション体制の強化を図る。

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LOGISTICS TODAY編集部
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